ライフスタイルの変化にともなって、リビングの姿も変わっていきます。
「せっかくリフォームするなら、おしゃれで素敵なリビングにしたい!」とお考えの方に、リビングの間取りづくりについて解説します。
リビングの間取りを、生活しやすくおしゃれな空間にするポイントについてもみていきましょう。
リビングの間取りづくりで失敗しないポイント
「今流行している広くて明るいリビングにしたい!」と思われるかもしれません。
リビングは家族がリラックスして過ごせる場所。
リビングの間取り設計で失敗してしまうと、居心地の悪い場所となってしまいます。
それぞれのリビングのデメリットにも注目して、ご自分の生活にあった間取りづくりをすることが大切です。
リビングの間取りでデメリットにも注目
LDKの広いリビング、キッチンが独立したタイプのリビング、それぞれにメリットとデメリットがあります。
デメリットにも注目して、リビングの間取りづくりをするとより満足できる空間となるでしょう。
広いリビング
LDKが一体化し、壁などの間仕切りが少ない間取りのリビングは、開放感があり、家族でのコミュニケーションが取りやすいのが特徴です。
一方で、広い空間であるため、エアコンの効率が悪く光熱費が高くつくことも。
家族が行ったり来たりしてプライバシーが確保できず、落ち着かないという意見もあります。
また壁が少ないため、家具の配置に苦労したり、収納場所が十分にとれず物が散らかってしまうというデメリットもあるのです。
キッチンがひと続きになっていれば、洗い物などが残ったシンクで生活感が丸出しになったり、キッチンの音や匂いがリビング全体に広がるのも気になる点でしょう。
また家の構造上、広いリビングでは、柱や壁の数が減るため耐震性を考えた家づくりをしなければなりません。
独立したキッチン
独立した壁付けのキッチンがあるリビングの場合には、来客時にも家族が生活しやすく、またリビングや収納が広めに取れるというメリットがあります。
一方で、孤独感があり、他の家族の様子がわからず、コミュニケーションが取りにくいという面も。
さらに、料理をキッチンからダイニングに運ぶ動線が長く、料理の準備や後片付けに時間がかかります。
独立した小さいスペースであるため、匂いや熱がこもりやすいという点も知っておきましょう。
リビングの間取り設計には、家事とくつろぎのスペースを一体化するのか、切り離して個々のスペースを充実させるかという問題に関わるのです。
実際の生活をシュミレーション
使いやすいリビングの間取りにするためには、実際の家族の生活に合わせたものにする必要があります。
毎日の生活動線や、実際におく家具の配置をシュミレーションして間取りづくりをしていきましょう。
生活動線
リビングの間取りづくりでは、家族の動線に配慮する必要があります。
家事や家族の生活には、ある程度決まった動線があるのです。
料理や洗濯といった家事をするための家事動線、トイレや浴室を使う場合の生活動線など。
それらの動線が重なると、家族で何度もすれ違うことになりストレスになります。
また、来客時の動線も考えておくべきでしょう。
トイレや浴室がリビングの横にあると、来客時には匂いや音が気になって使いにくいものです。
家具の配置
実際に使う家具や家電の配置をきめることも重要です。
家族が多く通る場所に大きな家具があれば、通りにくいでしょう。
また、家電を考える際には、合わせてコンセントの位置や数もシュミレーションするべきです。
コンセント設置にはいく分の費用がかかりますが、コンセントの数が少ないとコード付きの掃除機などでは、掃除機が部屋の隅に届かないなどストレスとなるでしょう。
また、腰ぐらいの高さのコンセントをつけると、しゃがんだりしなくて良いので便利です。
リビングの間取りづくりの事例
リビングの間取りづくりの例をみていきましょう。
家族がくつろげたり、広く開放感のあるリビングには、いくつかの特徴があります。
家族でくつろげるリビング
広く開放的なリビングにするためには、LDKを一体化したリビングの間取りが人気です。
しかし、好みのLDKの組み合わせは、家族がどのような生活をしたいのかによって変わります。
・LDK……広く明るく、家族全員で一緒にくつろげる。
・LD+K……キッチンの生活感を見せずに、リビングをすっきりさせられる。
・L+DK……来客が多い家庭でも家族が気をつかわずに過ごせる。
家族の生活パターンを考え、理想のリビングをみつけてみましょう。
広いリビング
より広いリビングのある間取りづくりをみていきます。
リビング横の和室を一体化させたり、小上がりをつくると、より広い空間となります。
スライドの仕切りを使えば、個室として使いたい場合にも利用できて便利でしょう。
また、リビングに大きな窓をつけると明るくなり、庭と一体感が出て奥行きを感じる広い空間にできます。
開放感のあるリビング
リビング内に階段を設置したり、リビングを吹き抜けにすると開放感あるリビングになります。
リビングに階段を設置すると、間仕切りが減って、広く感じられるからです。
また、吹き抜けがあると天井に高さが出るため、広く開放感のあるリビングになるのです。
リビングの間取りづくりのポイント
リビングの間取りづくり次第で、生活しやすくおしゃれな空間が出来上がります。
間取りづくりでおさえておきたいポイントや、インテリアのコツをみていきましょう。
快適なスペースづくり
家族の人数や生活に合わせ、家族がストレスなく身動きできるスペースを確保しましょう。
LDKでアイランドキッチンなどを採用した場合には、四方に通路スペースが必要となり、
対面キッチンの中でも一番広いスペースが必要です。
キッチンが広ければ、当然、リビングダイニングのスペースが狭くなりますので、広さに見合ったキッチンの種類を選びましょう。
また、リビングに大きな家具がいくつもあれば、ほど良い通路スペースが確保できず、通るたびにストレスを感じてしまいます。
さらに、計画的に収納スペースを確保しないと、部屋に物があふれてしまうことも。
家族が快適に暮らせる広さを考え、計画的な間取りや収納をつくっていくことが重要です。
天井の工夫
リビングを明るく開放的な雰囲気にするために、吹き抜けにする方法がありました。
吹き抜けはおしゃれですが、エアコン効率が悪い、高い場所の窓の掃除が大変といった考え方も。
折り上げ天井で、リビングの天井の一部を高くするのがおすすめです。
開放感がありエアコン効率も良く、間接照明を利用すると、リビングが垢抜けた雰囲気になります。
インテリアの工夫
人の視覚を意識したインテリアの工夫でリビングの印象が変わります。
壁や天井を明るい色で統一し、家具やドアのテイストをそろえると、空間に広さや統一感が出ます。
人の視線に注目するのも良い方法です。
遠近法で、手前や死角に高い家具を、奥に低い家具を置くと奥行きが感じられるでしょう。
また人が最初に目をやる場所に絵画や植物、鮮やかなカーテンなど存在感のあるものを置くと、視線がそちらに集中し、空間にメリハリが出ます。
同じ広さの空間であっても、目の錯覚を利用すると部屋が広く感じられ、印象に違いがあるのです。
まとめ
使いやすくおしゃれなリビングにする、間取りづくりについて見てきました。
リビングの間取りで失敗しないためには、いくつかあるリビングのデメリットに注目すると、よりご自分の理想に近いものが見つけられるでしょう。
実際の生活をシュミレーションして間取りづくりし、天井の高さやインテリアの工夫も取り入れて家族の快適な場所を作ってください。
ハートホームズ長野では、お客様の不安やご要望に寄り添い、親身になって家づくりのご提案をしています。
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今の暮らしだけでなく次世代まで見据え、長く快適に住み続けられる家づくりを目指しています。
リビングの間取りの変更などをお考えでしたら、当社にぜひ一度お気軽にご相談ください。