家の築年数が15年以上たち、お風呂場の汚れや古さが気になっていませんか。
「戸建てのお風呂のリフォーム費用はいくらかかるのだろう?」「孫と新しいお風呂で楽しみたい!」とお考えの方に、水道光熱費が安くなり、お手入れも断然楽になるお風呂リフォームの費用相場を解説します。
役立つお風呂リフォームのポイントについてもみていきましょう。
戸建てのお風呂リフォームの費用
お風呂の耐用年数は、15年から20年とされています。
15年以上たったお風呂は、リフォームに良い時期でしょう。
お風呂のリフォーム費用は、リフォーム内容によって大きく変わります。
50万円未満であれば、シャワーヘッドや水栓、浴室暖房機、扉などの簡単な設備交換が可能です。
一方、お風呂全体を一新するリフォームであれば、100万円前後が費用の目安となります
全体を一新する場合でも、浴室のサイズ、浴槽の素材、オプション追加によって費用が変わるものです。
お風呂リフォームの種類
お風呂全体をリフォームすると、見た目が新しくなり、さらに今のお風呂は省エネ効果も高いため満足感が得られるでしょう。
全体を一新するリフォームにもいくつかの種類があります。
それぞれのリフォーム、メリットやデメリットについてもみていきましょう。
ユニットバスからユニットバス
ユニットバスとは、浴槽や壁面、床など規定サイズのものを工場で生産し、浴室で組み立ててできるお風呂です。
費用の目安は80万円から150万円、工期は5日ほど。
いくつかあるユニットバスの浴槽の種類は、リフォーム費用に関わります。
・FRP製(ガラス繊維強化プラスチック)……防水性能が高く、豊富な色のものから選べるため、一番多く採用されている。汚れがつきやすく、劣化すると色褪せる。
・人工大理石製……高級感のある上質な質感があり、デザインや色も豊富。表面がなめらかでお手入れがしやすいが、傷がつきやすい。
・ホーロー製……ホーロー鍋のように、金属にガラスのコーティングがされているため、汚れにくい。カビも生えにくく、保温性に優れているが、コーティングがはがれると錆びる。
・木製……ヒノキ、ヒバ、マキなどの木材を使った浴槽。木材独特の香りで、高級感があり、旅館のような贅沢な空間になる。カビが生えやすく、腐食しやすい。取り扱うリフォーム会社が少ない。
在来工法の浴室からユニットバス
在来工法のタイル張りの浴室から、ユニットバスへの変更は、築年数のたった家で一番よく採用されるリフォームです。
見た目に新しい空間となり、浴室の断熱性や保温性が高まって、満足感が得られます。
浴室の解体工事、基礎工事、排水・配管工事、ユニットバスの組み立て工事が必要となります。
費用は100万円から250万円、工期は1週間ほどです。
在来工法の浴室から在来工法の浴室
浴室のサイズや形の関係で、在来工法の浴室から、そのまま在来工法の浴室にリフォームする場合もあります。
工場で量産された既製品ではなく、浴槽や壁などをご自身の好みのデザインが選べます。
組み立て式のユニットバスとは違い、浴槽を一から作っていくイメージ。
全体ではなく、浴槽だけ、床だけなど部分的なリフォームも可能です。
費用は50万円から200万円、工期は1週間ほど。
ユニットバスと比べると断熱性が低く、冬場の寒さ対策が必要となります。
お風呂リフォームのポイント【高齢者向け】
高齢者がお風呂をリフォームする場合には、見た目だけでなく安全性を重視すべきでしょう。
転びにくく、急激な寒さのない環境を作らなければなりません。
段差をなくす
お風呂の出入り口の段差をなくしましょう。
ご自分で入浴する場合でも、介護の場合でも、転んだりつまづいたりせず使いやすいお風呂になります。
費用は5万円ほど。
また、浴槽の高さにも注意しなくてはなりません。埋め込み式の浴槽であれば、大きく足を上げなくても入浴できます。
手すりをつける
階段などと同様、お風呂に手すりがあると安心です。
手すりにはL字型やI字型などがあり、費用は3万円から4万円。
立ち座り、浴室内での移動、浴槽の出入りの際にも利用できます。
滑りにくい床材を選ぶ
お風呂での転倒は、大きな怪我につながります。
転びにくい材質の床材を選びましょう。
床の面積にもよりますが、費用5万円ほどです。
浴室暖房機をつける
浴室や脱衣所での冬場の急激な温度変化は、ヒートショック現象を引き起こし、健康によくありません。
入浴前に浴室暖房をしておけば、安心です。
浴室暖房機は、冬場の洗濯物の乾燥にも役立つでしょう。
費用は、電気式のものなら10万円以内、ガス温水式のものなら10万円から20万円です。
戸建てのお風呂リフォーム費用を抑えるポイント
戸建てのお風呂リフォームの費用は、浴室のサイズや浴槽の素材などによって変動します。
そのほかの費用にかかわる大事なポイントを確認していきましょう。
リフォームの時期
まだ使えるからとお風呂の設備や内装の不具合を見過ごすと、修繕が大規模となり費用が高くなります。
タイルのひび割れから、水漏れし、基礎の木材の腐食が進む場合もあります。
見えないところで、シロアリ被害にあっている場合も同様です。
換気扇がスムーズに回っていない、蛇口から水漏れする、取れないカビが全体にあるなど設備や
内装に問題がある場合も、そろそろリフォームを検討する時期でしょう。
必要な設備の選択
お風呂リフォームには、さまざまなオプション設備があります。
浴槽には、自動でお掃除してくれる機能のあるものや、ジェットバスなどもあります。
浴室の寒さ対策には、浴室暖房機や窓の断熱性を高めるのも有効です。
しかし、使うことのない機能は必要ありません。
ご自身の理想のお風呂に必要な機能を選択して、適正な費用を求めていきましょう。
まとめてリフォーム
水回りなどをまとめてリフォームすることで、費用が安くなることがあります。
キッチン、お風呂、トイレなどの同じような配管工事を同時期にすることで、効率的に作業できるため、作業費を下げてもらえるのです。
まとめてリフォームをする場合には、今後も使える設備を活かすなど、リフォーム費用を顧客目線でトータルで考えて、アドバイスをしてくれるリフォーム会社を選ぶと良いでしょう。
長野市の減税制度
長野市には、65歳以上の方が、トイレや浴室改良によるバリアフリーのための改修工事をする場合に、減税制度があります。
居住する住宅をバリアフリー改修工事を行い、一定の条件を満たす場合には、工事完了の翌年度1年度分の固定資産税1/3が減額されます。
改修工事終了後、3ヶ月以内の書類提出が求められますが、積極的に活用したい制度です。
まとめ
戸建てのお風呂のリフォーム費用についてみてきました。
お風呂のリフォーム費用は、リフォームを検討する時期や浴室のサイズや形態、浴槽の素材によって変動します。
使わない機能を省き、ご自身に必要なオプション設備を選択することも重要でしょう。
高齢者のリフォームでは、安全性に配慮した設計であるといつまでも安心です。
明るく快適なお風呂があれば、ご家族全員がリラックスしたお風呂タイムを楽しめるでしょう。
ハートホームズ長野では、お客様の不安やご要望に寄り添い、親身になってご提案をしています。
本当に必要な工事を見きわめ、適切な費用での大型の改修工事に、多くのお客様にご満足いただいてきました。
長野市の公的補助についても積極的に活用しております。
今の暮らしだけでなく次世代まで見据え、長く住み続けられる家づくりを目指しています。
お風呂のリフォームをお考えでしたら、当社にぜひ一度お気軽にご相談ください。