1998年の長野五輪で有名になった、長野市大岡の芦ノ尻道祖神。

今年も1月7日に、新しい顔に作り変えられました。

こちらは、昨年のお盆に、私が初めて実物を見たときの写真です。

なんとも言えない愛嬌があり、この顔で集落を優しく守ってくれて

いるんだなぁと思いました。

1年間のお役目を終え、今年の神面が作られます。

神面の材料は、地区の家庭のしめ縄を集めて作られているとのこと。

以前テレビでそのしめ飾りを作る様子をやっていましたが、素晴らしい伝統です。

神面の口、鼻、目、ひげなどのパーツを作って、石碑にくくり付けて、

2時間弱で高さ2メートルほどの迫力ある顔が完成しました。

新しい神面はハンサム、眉毛や髭は最初はピン!としています。

雨や風、日差しを受けて、どんどん優しい顔になっていくんですね。

芦ノ尻集落の人口はこの20年で半減して約60人、平均年齢も70歳ほどと、

まさに限界集落ですが、この日はなんと150人のカメラマンが訪れたとのことです。

こうした風習は、なんとしても後世に伝えていきたいものです。

もし、実物の道祖神を見たことがないという方は、一度訪れてみてはいかがですか?

お天気が良ければ、北アルプスがとてもきれいに見えます。

駐車場もあるので、ドライブにお薦めですょ。