中古住宅を新築とそっくりにリフォームするようなリフォーム商品が多く出ています。
今ある家をまるごとリフォームして、「今より快適に、ずっと住み続けられる家にしたい」とお考えの方に、戸建てのまるごとリフォームについて解説していきましょう。
まるごとリフォームとは?
外壁や屋根の塗装、壁紙の張替え、水回りの設備機器の交換など一戸建て住宅を全面的に
改装工事をするセットプランを「まるごとリフォーム」といいます。
比較的築年数の浅い住宅に新しい機能を追加して、見た目にも美しくなって、新築のような感覚になるので人気があります。
まるごとリフォームのメリット
まるごとリフォームは、家の基礎や柱をそのまま利用するため、基礎から補強していく建て替えよりも費用がおさえられます。
また、解体工事を含まないので、解体費用や廃材処分費用がかかりません。
今までの愛着ある家を、そのまま残していけるのです。
住み慣れた家を残せる
住み慣れた地域、住み慣れた住環境の中で、暮らし続けていきたいとお考えでしょう。
ご両親から受け継いだ家を残しておきたい方もおられるかもしれません。
新しい家を購入しなくても、住み慣れた家をまるごとリフォームすれば、見た目にも新しく、キッチンやお風呂、トイレなどの機能も向上させて快適な生活を送れます。
建て替えよりも安くすむ
多くのまるごとリフォームには、外装工事、内装工事、水回りの設備機器交換、建具や玄関ドア交換、畳の表替えなどが含まれます。
外からでも内からでも、見た目が新しくなり、住み心地もよくなるでしょう。
間取り変更などの大掛かりな解体工事などを含まないため、建て替えよりも費用が安くおさえられます。
費用は1,000万円から1,500万円の価格帯が多く、建物の床面積、築年数、選ぶ設備のグレードによって変わってきます。
まるごとリフォームでおすすめの種類
リフォームするなら、今より快適な住まいを求めておられるでしょう。ここでは満足度の高いリフォームについてみていきます。
老後への備え
築年数のたった家で不便を感じる点の一つに、家の寒さがあげられるでしょう。
冬の寒さは身体に負担がかかるため、床暖房や浴室暖房乾燥機の設置は人気があります。
床暖房には、発熱体に通電させる電気式床暖房と、床下の温水パイプに温水を循環させる温水式床暖房があります。
また、浴室暖房乾燥機はお風呂に入る時だけでなく、雨の日の洗濯物を乾燥させるのにもとても便利です。
住み心地
壁紙の全面張替えは、比較的費用が安く、見た目が一新できるためおすすめです。
また、今まで手洗いで食器を洗っていた方は不要と感じるかもしれませんが、食洗機は一度使うと手放せない便利な時短商品で人気があります。
さらに近年は暴風や大雨の災害が増えました。
電動シャッターがあれば、ボタン一つで窓の被害を減らせるので、安心感が増します。
省エネ対策
オール樹脂の二重サッシは、断熱性や遮音性、また結露対策にもなるでしょう。
結露しにくくなるため、窓周りのお手入れも楽になり、家も長持ちします。
また、東京都では2025年4月から太陽光発電設置が義務化が決定しています。
今後も都市部を中心に地方へ展開していくことでしょう。
そのため、光熱費を削減し、余った電気を充電できる太陽光発電を設置する人が増えています。
さらに、将来的なガソリン車から電気自動車への移行をふまえ、電気自動車用電源を設置する方もいるでしょう。普段は、普通の電源として利用でき、バーベキューや高圧洗浄にも使えるので便利です。
まるごとリフォームのオプション例
まるごとリフォームでは内装、外装工事、設備機器交換が主となります。これらは見た目では新品同様でも、期待しただけの効果が得られないケースも多いのです。
節約しすぎると今までと住み心地が変わらないということも起こりえます。
建物自体の性能を上げるには、間取り変更などの工事を含むリノベーションを検討してみましょう。まるごとリフォームではオプションとなる工事についてみていきます。
これらのリノベーション工事には、想定外の追加費用が発生するため信頼できる業者を選ぶと安心です。
断熱性
築年数のたった家は、家の隙間が多くあり、夏は暑く冬は寒いと感じておられるのではないでしょうか。
年中快適に暮らすためには、断熱性を高めるのがおすすめです。
断熱性を高める工事には、次のようなものがあります。
・窓のサッシを取り替えて二重サッシにする断熱工事
・リビングや洗面、トイレなど一部の部屋だけの断熱工事
・天井や床、壁や窓など建物全体の断熱工事
窓の工事は取り入れやすく、また施工エリア面積や、施工箇所の数によって費用が変わってきます。
耐震性
各地で大きな地震の被害が増え、古い家であれば、建物の強度に不安を抱えておられるのではないでしょうか。
古い家は耐震性が低く、現在は新耐震基準で震度6から7に耐えられる建物の構造が求められています。
長く住み続けるためにも建物の現状を把握して、土台基礎の補強や建物の構造体に適切な耐震工事をほどこすことをおすすめします。
住み心地
壁付けキッチンを今風の対面型のキッチンにしてみたいとお考えであれば、キッチンの間取りの変更が必要となります。まるごとリフォームでは、コンロを新しいものに取り替えたり、水栓を新しくすることなどはできますが、間取りの変更はできません。
リビング横の和室をなくして、二部屋を一部屋にしてリビングを広げる際も、同様に間取りの変更工事が必要です。リビングの床を歩き心地の良い天然材に変更したい場合も、まるごとリフォームでは基本的に上張り工事となるため、オプション工事となります。
また、新しい浴槽への取り替えではなく、従来のタイル張りのお風呂をシステムバスに変更したい場合も、オプションの工事となりますので注意しましょう。
まとめ
住まいのまるごとリフォームについてみてきました。
まるごとリフォームは、外装工事や内装工事、簡単な設備機器の取り替えをセットにした改装工事となります。
築年数の浅い住宅に適していますが、築年数のたった家に内装工事や設備機器の取り替えだけでは、期待するような快適性が得られない場合もあります。
まずは、施工前にリフォーム後にどんな住まいを求めているのかを考えてみましょう。
その上で必要十分な工事について検討することが重要です。
まるごとリフォームでは、希望の工事をするためには、想定外の追加費用がかかることがありますので注意しなければなりません。
また、リフォーム、リノベーションを依頼する際は、トラブルを避けるためにも施工経験豊富な施工会社を選ぶことが大切です。
ハートホームズ長野では、お客様の住まいに必要な工事をお客様目線でご提案していきます。
残せるもの、新しくした方が良いものなどを査定して適正な価格を求めていきます。
快適性を重視するリフォーム、リノベーション工事に多くのお客様にご満足いただいてきました。
無駄を省き、今の暮らしだけでなく次世代まで見据え、長く住み続けられる家づくりを目指しています。
それぞれのお客様の不安やご要望に寄り添って、信頼関係を大事にしています。
リフォーム、リノベーション工事をお考えでしたら、当社にぜひ一度お気軽にご相談ください。